おじさんの秘密

ある朝、おじさんは愛犬とシャーウッドの森を散歩していた。

一本橋の所で向こうから一人の大男がやってきた。

橋は一人しか通れない。

ふたりは橋の真中で激しく争い、そして友となった。

彼はリトルジョンといいおじさんは彼を森での

宴会に誘った。

 

おじさんはこの「ロビンフッドの冒険」の話が大好きだ。

子供の頃、もう頁がすり切れるくらい何度も何度も

何度も読み返した。

特にこの宴会の場面の挿絵には目を奪われていたものだ。

リトルジョンが火にあぶった鶏肉を持っている絵だ。

 

愛犬には内緒だがおじさんは鶏肉が大好きだ。

それもこんがり焼いたローストチキン。

これには目がない。中学生の頃までにはこれが世界で

一番美味しいものだと思っていた程だ。

 

おじさんが17年間も毎年12月になるとローストチキンを

焼き続けるのは子供の頃の夢を皆に配りたい。

そんな気持ちがあるのかもしれない。

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